『バンコクの電車って観光客も乗れるのかな?危なくない?』
バンコクには、スカイトレイン(BTS)と呼ばれるモノレールのような電車が走っています。タイ人も通勤などに利用していて、観光客でも安全に乗れます。
今回は、スカイトレイン(BTS)の乗り方や注意点などをご紹介したいと思います。
スカイトレイン(BTS)の乗り方
では早速、BTSの乗り方についてです。スカイトレイン(BTS)の乗り方は、日本の電車とほぼ同じで簡単です。
スカイトレイン(BTS)の乗り方
1、チケットを購入する
2、改札に入る
3、電車に乗って降りる
4、改札を出る
乗り方は日本と全く同じです。それでは、詳しく説明します。
チケットの種類
スカイトレイン(BTS)のチケットには、3種類あります。
BTSのチケットの種類
・シングルジャーニーチケット
・ワンデーパス
・ラビットカード
シングルジャーニーチケットは、1回限りのチケットです。ワンデーパスは、1日乗り放題。ラビットカードは、チャージ式のカードです。
それでは、それぞれ説明します。
シングルジャーニーチケット
シングルジャーニーチケットは、1回だけ利用できるチケットです。普通の切符と思ってもらったらいいです。値段は16バーツ〜44バーツほど。窓口でも自動発券機でも購入できます。
ワンデーパス
1日に何度もBTSで移動する場合は、ワンデーパスを購入した方がお得です。
それに毎回チケットの購入する手間も省けるので楽ですね。
値段は150バーツです。(写真は140バーツになっていますが、現在は、150バーツに値上げしています。)
窓口でのみ購入可能です。「ワンデーパス」と伝えれば、購入できます。
ラビットカード
ラビットカードは、チャージ式のカードです。日本のSUICAやPASUMOと同じです。窓口でのみ購入ができます。
ラビットカード作成に必要なもの
・パスポート
・発行手数料100バーツ
・初回チャージ料100バーツ
1日で500バーツまでチャージが可能で、カードには合計4000バーツまでチャージできます。
ラビットカードには種類があって、オレンジ(一般)とピンク(タイ人限定シニア)緑(学生)があります。観光客は、スタンダードのオレンジ(一般)を購入します。
ラビットカードは、コンビニなどのお店でも使えるので多めにチャージしておくと便利です。払い戻しも窓口で可能です。
チケットの購入方法
チケットの購入方法は、窓口か自動発券機のどちらかになります。(ワンデーパスとラビットカードは窓口のみです。)
窓口で購入する
シングルジャーニーチケットを窓口で購入する場合は、降りる駅を伝えるとチケットが購入できます。ワンデーパスやラビットカードを購入したい場合は、その旨を伝えれば購入できます。
窓口のスタッフは外国人観光客に慣れているため、日本語は通じないですが英語は通じます。
自動発券機で購入する
自動発券機で購入できるのは、シングルジャーニーチケットのみです。お札が入れられる発券機とコインのみでしか購入できない機械があります。
タッチパネル式になっているので行き先を押すと料金が出てくるのでお金を入れて発券をします。
BTSの窓口は、長蛇の列ができていることが多いので自動発券機での購入がおすすめです。
改札口〜降車まで
BTSは、改札荷物検査が行われています。ですが、ゲートを通って「ブー」と音が鳴っても、何も言われなければスルーして大丈夫です。かばんの中を見せてと言われたときは見せましょう。
乗車時の改札ゲートでは、どの種類のチケットもタッチして入ります。
降車時の改札ゲートでは、シングルジャーニーチケットのみ挿入口に入れると飲み込まれるのでそのまま通り抜けてください。
ワンデーパスとラビットカードは、これからも継続して使うのでタッチするだけです。
バンコクの電車(BTS)の注意点
では、スカイトレイン(BTS)に乗る時にいくつか注意することがあるので、ご紹介します。
スカイトレイン(BTS)に乗るときの注意点
・飲食禁止
・お坊さんは優先
・時刻表はない
・上着を用意するべき
・スリに注意
・駅にトイレはない
・チケット購入は空いている時に
飲食禁止
日本の電車は飲食してもOKですよね。たまにビール飲んでる人もいたりします。
日本では寛容な電車内の飲食ですが、バンコクの電車は禁止です。ホームでもダメです。私は駅のホームでピザを食べてBTSの職員さんに注意されたことがあります。
飲み物や食べ物の持ち込みは大丈夫なのですが、袋に入れておく必要があります。ちなみに袋に入れていてもドリアンの持ち込みは禁止です。
お坊さんは優先
バンコクの電車にも日本と同じように優先シートが設けられています。お年寄りや妊婦さんはもちろんですが、バンコクでは、子供にも席を譲る習慣があります。
日本では、子供は元気だから立ってなさいと教えられますが、タイは子供に超甘いです。
あと、お坊さんには絶対に席を譲ってください。タイのお坊さんの位は高いです。優先シートではなくても、お坊さんが車両に入ってきたら、とにかく優先してあげましょう。
時刻表はない
バンコクの電車には、日本のような時刻表はありません。
ただ、始発と最終の時間は決まっていて、タイムスケジュールも決まっています。
だいたい3分〜6分くらいの感覚で運行しています。
上着を用意するべき
タイでは冷房をガンガンにして涼しくしておくことが最高のおもてなしと考える国です。バンコクのデパートやレストランなどは冷房が効き過ぎていて本当に寒いです。
BTSも例外ではなく冷蔵庫かな?って思うくらいに寒いです。たまに外との気温差で窓ガラスが曇ってる時があるくらいです。
寒さに弱い方はBTSに乗るときは上着を用意したほうがいいです。
スリに注意
バンコクは、比較的に治安が良く、女性1人でも安心して旅行ができる都市ですが、やはり日本のような治安の良さではありません。スリや置き引き、引ったくりは頻繁に起こっています。
BTSの中でスリに遭うという観光客は多いです。そこまで身構える必要はないですが、カバンを前に持つなどして最低限のスリ対策をしておいた方がいいです。
駅にトイレはない
日本の駅には必ずと行っていいほどトイレがありますが、バンコクの電車の駅にはトイレはありません。バンコクの電車の駅は、デパートやホテルに繋がっていることが多いので、そこで借りるのがいいと思います。
デパートに直結している電車の駅
・サイアム駅
・チットロム駅
・アソーク駅
・プロンポン駅
・サラデーン駅
電車の中でトイレに行きたくなったら、これらの駅で一旦降りるといいと思います。
チケット購入は空いている時に
チケットを購入する自動発券機と窓口ですが、長蛇の列を作っていることがよくあります。
特に夕方のサイアム駅や土日のモーチット駅の混み具合は凄いです。
チケットやカードを購入する予定がある場合は、空いている時に購入しておいた方がいいと思います。
タクシーより電車がおすすめ
私はバンコクの渋滞には懲り懲りなので出来るだけ電車や地下鉄を使うようにしています。
なぜなら、バンコクは世界屈指の渋滞都市だからです。交通事故が起きた時や夕方のラッシュ時なんかは本当に酷い渋滞になります。10分で行けるところを渋滞にハマり1時間かかったなんてザラです。
バンコクのタクシーは安いし手軽で便利なのでついつい利用してしまいがちですが、電車で行けるところにはできる限りタクシーより電車を使うことをおすすめします。
スカイトレイン(BTS)は面白い
バンコクの電車は、スカイトレインと呼ばれるだけあって、空の中を走っているみたいで外の景色が面白いです。
バンコクに旅行するなら、ぜひスカイトレイン(BTS)に乗ってみてほしいです。
ちなみに、日本と違って車内で電話してもOKです。